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香川岡山鉄道乗りつぶしの旅(7)~瀬戸大橋バスの旅(2)~ [旅行(四国)]

(前回からの続き)

瀬戸大橋の観光の要となる与島には、瀬戸大橋の展望スポットがあります。
そこからの眺めがこちら。
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瀬戸大橋を思う存分眺められます。
そういえば、ずっと瀬戸大橋と言っていますが、これは本州と四国を結ぶ児島坂出ルートの橋の総称で、一つ一つの橋にはちゃんと正式名称があります。
ちなみにここに写っている吊橋は、手前から北備讃瀬戸大橋、南備讃瀬戸大橋です。備讃は吉「備」国と「讃」岐国から取ったもの(ついでにここを通る鉄道路線は通称「瀬戸大橋線」ですが、瀬戸大橋区間は正式名称を「本四備讃線」と言います)。
列車の通過時刻も掲示されているので、それに合わせて列車の写真を撮ることもできます。
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こちらはJR四国の特急車両2000系。

さて、ここからは下電バスの児島駅行に乗り継ぎです。
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後ろに見えるのは、書いてあるとおり料金所ではなくチェックゲート。瀬戸大橋を通る高速道路は、ここ与島PAで折り返し通行ができるようになっており、その車が瀬戸大橋で折り返してきたのか一方向の通行なのかを判断するために設けられています。この措置は観光目的の車を想定してなのか、それとも次に通る島の島民のため(後述)なのか不明ですが、珍しいですね(他にはほぼ観光目的の海ほたるなんかがあります)。

与島を出ると、次の停車地は岩黒島。ここは普通の高速道路のバス停のように、本線の横にバス停があります。
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ただ、橋と橋の間なので、島へはエレベーターで降りる必要があります。
島内まで走らせればいいじゃんと思うかもしれませんが、岡山方面には島へ出入りするインターはないため、ここで止まるしかないようです。とはいえ、反対方向にはインターがあるものの、バス停は同じく本線横です。
このインター、島民のみ通れるのですが、一方向しかインターがないため、岡山方面に行きたければ与島でUターンするしかないみたいです。

その先も橋を渡り、次の島は櫃石島(ひついしじま)。ここは両方向にインターがあり、バスも島内の集落まで足を延ばします。
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のどかな漁港に巨大な橋というギャップが、よそ者にとっては非日常感あふれる光景。
この島も、車は基本的に島民の車しか入れないので、観光客はこのバスを使う必要があります。
料金所のゲートとはほかに一般車通行止めのゲートが設置されており、バスは専用のカードを使ってそこを通過していきます。
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ちなみに、進入禁止の英語表記は「Islanders Only」でした。

再度橋(下津井瀬戸大橋)を渡って、
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ついに本州上陸。終点の児島駅に到着です。
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坂出駅から約1時間半、運賃は920円でした。ちなみに同じ区間を電車で行くと、15分530円です。

鉄道乗りつぶしの旅と言っておきながらバスの旅になっていますが、次回もあまり乗りつぶし要素はないかも・・・

(つづく)
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香川岡山鉄道乗りつぶしの旅(6)~瀬戸大橋バスの旅(1)~ [旅行(四国)]

(前回からの続き)

瀬戸内の島々を眺めると言いましたが、船に乗るのではなくバスに乗って瀬戸大橋を越えます。
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乗車するバスはこちら。
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琴参バスの浦城行。
沖縄みたいな行先(そんな感じしません?)ですが、瀬戸大橋の途中にある与島にあるバス停です。
この年は瀬戸大橋30周年ということで、車内に瀬戸大橋とバスの歴史が展示されていました。
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坂出駅を出て10分もしない間に瀬戸大橋の入口へ。
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一般の路線バスで高速道路を走ります。
横からJRの線路が近づいてくると、道路の下に吸い込まれ・・・
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瀬戸大橋スタートです。
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バスで瀬戸大橋を渡るメリットは、鉄道と違って橋の上段を走るので、遮るものなく瀬戸内海の景色を眺められること。
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鉄道よりもゆっくりなので、思う存分瀬戸内海を楽しめます。1日6本くらいしかないというのが難点ですが。

20分もしないうちに、最初の有人島、与島に降りていきます。
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乗ってきたバスはこの与島島内が終点。瀬戸大橋を走る一般路線バスは全てここで乗り継ぎになります。バスは島内を巡って終点まで行きますが、乗り継ぎは与島最初のバス停が便利なのでここで下車。乗り継ぎが可能なようにダイヤが組まれています。
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ここは高速道路の与島PAのはずれ。ちょっと遠いですが。PAの建物へも歩いて行けますし、時間も十分あります。
ちなみに、自家用車で降りられる瀬戸大橋中の島はここだけ(PA内のみ)。かつてはフィッシャーマンズワーフという観光地がありましたが、いつの間にかなくなっていました(2011年にはなくなっていたそうです)。

次回は与島でゆっくりしてから本州へ渡ります。

(つづく)
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香川岡山鉄道乗りつぶしの旅(5)~高松の無料展望台~ [旅行(四国)]

(前回からの続き)

高松の街を眺めるのに最適な場所が、高松駅前にあります。
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どこからでも目立つこの建物は、高松シンボルタワー。最上階の30階が、無料展望台になっています。
そこからの眺めがこちら。
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先ほどいた高松築港駅が眼下に見えます。その後ろの高松城の敷地もくっきり。
北を見ると、瀬戸内海にうかぶ島々と行きかう船を見ることができます。
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こう見ると普通の展望台ですが、ここはちょっぴり変わった展望台。
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10:00~11:00と15:00~17:00のみという開館時間が不思議な展望台。
というのもこの展望台、レストランの営業時間外を展望室として開放しているもの。そのため、こんな変わった雰囲気で景色を楽しむことができます。
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ただし、椅子等の使用は禁止です。
(このレストラン、2020年4月にビルとの契約満了で閉店したのですが、その後展望台はどうなったんでしょう?)

景色を満喫した後は、高松駅から電車に乗ります。
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常に笑顔の駅から乗車する列車は、快速マリンライナーの岡山行。
5000.jpg
岡山に行くだけあって、側面には桃太郎が描かれています。
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この電車にずっと乗っていけば本州に渡れますが、まだまだ日は長いので瀬戸大橋の手前、坂出で下車。
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瀬戸内の島々をゆっくり眺めることとしましょう。

(つづく)
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香川岡山鉄道乗りつぶしの旅(4)~ことでん乗りつぶし(2)~ [旅行(四国)]

(前回からの続き)

残る長尾線に乗るため、やってきたのは琴電志度駅のすぐ近くにあるJRの志度駅。
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ここからJRの列車に2駅だけ乗ります。
やってきた列車は1両のディーゼルカー。志度で特急を先行させ発車。10分かからずに目的の駅に到着です。
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こちらは造田駅。
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普通しか止まらない小駅です。実は、ここから南西に約3km行ったところに、琴電の長尾駅があります。

というわけで、お遍路道を歩きましょう。
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のどかな農村地帯をのんびりと・・・と言うと聞こえはいいですが、もう世間も夏休みという時期の真夏。影がないのはなかなかにつらい・・・
頑張って40分ほど歩いて、長尾駅の近くにある四国87番札所の長尾寺に到着。
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立派なお寺なんですが、この晴天。暑さでお参りする気も失せています。

ここから西へ行くと、琴電の長尾駅があります。
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駅舎は昭和61年築ですが、もう少し古いですと言っても通用しそうです。2階にテラスがあるのがおしゃれポイント。
さっさと冷房の効いた車内へ・・・と思ったのもつかの間、さっさと電車が出て行ってしまったので、次の電車までジュースを飲んで待ちましょう。とはいっても、20分に1本あるので良心的。

時間になり、やってきた列車は元京浜急行の電車。
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長尾線のラインカラーは緑です。
これで京王、京急、名古屋市交通局の3社車両コンプリートですね。

最大でも20名ほどの乗車人数で、先ほど降りた瓦町に到着、この電車はそのまま終点の高松築港へ向かうので、このまま乗車します。
瓦町からは5分ほどで終点の高松築港に到着。
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この駅は珍しく、お堀の脇にある駅です。線路もお堀のすぐ横を通っており、おそらく街中まで線路を通そうとしてここしか場所がなかったといったところでしょうか(名古屋の旧名鉄瀬戸線みたいな?)。
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これにてことでん全線完乗です。
少しだけ高松の街を眺めてから、次の目的地に向かうとしましょう。

〈おまけ〉
駅にあった、ICカード相互利用開始のポスター
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ことでんの大人の事情で誕生した(公式設定)キャラクター「ことちゃん」が、各社のICカード色になっていました(原色は右上の見切れてるやつ)。

(つづく)
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香川岡山鉄道乗りつぶしの旅(3)~ことでん乗りつぶし(1)~ [旅行(四国)]

(前回からの続き)

琴電琴平駅からは、ことでん乗りつぶしのスタートです。
ことでんは正式名称を高松琴平電気鉄道と言い、香川県内に3路線を持つ私鉄です。走る車両は私鉄などの中古車が主流。
まずは琴電琴平より3路線の中で最も長い琴平線に乗車。
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ラインカラーは黄色です。乗車する車両は元京王電鉄5000系の車両です。京王5000系というと、ジブリの「耳をすませば」を思い出す・・・

主要路線と思っていたのですが、沿線は人家がまばら。
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のどかな田園地帯を走り抜けます。
単線なので、ところどころで行き違いがあるのですが、途中で行き違ったのがこちら。
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元京浜急行1000形なのですが、それを京急カラーにラッピングした車両です。最近各地に京急カラーラッピングが走っているそうですが、こんなところにもいました。ちなみに、もとの塗分けとは異なるそうです(てか準急って何?)。なぜ地方で京急ラッピングが増えているかといえば、羽田アクセスの宣伝なのでした。

約1時間で3路線が集まる瓦町駅に到着。
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琴平線の電車はこの先終点の高松築港まで直通しますが、ここで一旦下車。駅の上は商業施設になっており、高松市の中心部といった趣です。

ここでお昼ご飯(うどん)にして、次に乗る路線は志度線。
この路線は、他の2路線とは異なり、ここ瓦町が起点です。
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ラインカラーはピンク。乗車する車両は元名古屋市交通局の250形。もともと黄色だった車両は、しっかりことでん色になって活躍しています。にしても、集電方式も電圧も違う車両をよく導入しようと思ったものです。
そんな車両も、ドアが閉まるときの音は名古屋市交通局時代のまま。聞き慣れた懐かしい音です。
列車は源平合戦で有名な屋島を通り(琴電屋島とその手前の潟元は屋島の中にある)、最後のほうだけちょこっと海沿いを走り、
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終点の琴電志度駅に到着。
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強い日差しと相まって、なぜか南国情緒を感じるのは気のせいでしょうか。

残るは1路線、長尾線ですが、わざわざいったん瓦町まで戻るのも時間的にもったいないので、ここで一計を案じ、琴電の駅を後にすることにします。

(つづく)
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香川岡山鉄道乗りつぶしの旅(2)~こんぴらさん~ [旅行(四国)]

(前回からの続き)

坂出から約30分で琴平に到着。
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以前(10年くらい前かなぁ)来た時よりずいぶんときれいになっていました。
琴平に来た最大の目的は「ことでん」こと琴平電鉄に乗ることですが、せっかくここまで来たので観光していきましょう。

ということでまずは腹ごしらえ。「こんぴらうどん」というそのままの名前のお店を調べておいたので、そこへ向かいます。場所は参道からは外れたところ。遠くからはあまり目立ちませんが、たどり着けばのれんがかかっているのですぐわかります。
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いただくのは当然香川名物讃岐うどん。
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暑かったので冷やしで注文です。こちらは大でたったの220円。だし醤油のみをかけて食べる、このあたり独特の食べ方(って書いてあった)で注文すると、200円です。隣の梅干しはサービス。
量や食べ方をいろいろ選べて、さらに安いときたもので、軽い腹ごしらえにはお勧めです。「帰りにまた来てね」と言って送り出してくれましたが、本気で寄ろうかと考えました(結局時間の都合で行かなかったけど)。

腹ごしらえがすんだので、こんぴらさんの石段に挑みます。
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上のほうに建物が見えるので、たぶんあそこまで行くのでしょう。うへぇ…
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暑い日にはなかなかしんどいです。

途中、奉納された船のプロペラ(こんぴらさん(金刀比羅宮)に祀られているのは海の神様です)や、白馬の神馬を眺めつつ石段を登り続け、頂上に到着。
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そこから景色を見ると、
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讃岐平野を一望できる良い眺めです。
ちなみにこの写真、よーく見ると、JRと琴電の電車が交差するところが写っていました。
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あまりに暑かったので、境内に設置されていた氷柱で涼を取り・・・
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目指すは琴電の駅、琴電琴平です。
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(つづく)
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香川岡山鉄道乗りつぶしの旅(1)~半分のサンライズ=半ライズ~ [旅行(四国)]

近年は災害が多いもので、ある地域を集中的に乗りつぶそうとしても、どこかが災害で不通になっているということがよくあります。まぁ、前向きに「ここに何回も行く理由ができる!」と考えれば問題はありませんね…?
この旅も直前に豪雨災害があり一部区間は乗れなかったのですが、それよりもそもそも行くことができるのか、本当の直前までひやひやした旅でした。

というのも、岡山県を走る伯備線が不通となり、サンライズエクスプレスが出雲・瀬戸共々運休となっていました。その運行について掲示板では様々な憶測が飛び交っており、「瀬戸だけ走らんのか」「整備を後藤(境線沿いにある車両基地)でやってるからむりじゃね?」等々盛り上がっていました。
今回はサンライズ瀬戸の寝台券を取っていたので、直前までそわそわしていたのですが、結局のところ旅行の直前で運行再開となったのでした。

さて、やってきたのは夜の横浜駅。久々のサンライズエクスプレス乗車です。
で、伯備線が止まったまま運行再開ということは、当然サンライズ出雲は併結せずサンライズ瀬戸のみでの運行。上り列車ではダイヤ乱れでたまにあるのだそうですが、下りでは相当に珍しい7両での運転。
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だれが言い出したか、「半ライズ」と呼ばれているそう。
その半ライズが入線。
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前から見たらいつも通りですね・・・
今宵の宿はこちら。
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ソロと呼ばれる、最も安い個室です。足をのばして寝れるので文句はないですが、室内の階段部分はとても狭く、逆によくこれほど詰め込んだなという印象です。

翌朝は岡山で切り離し作業もなく、そのまま瀬戸大橋へ。
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これまで2回乗ったサンライズエクスプレスは岡山や姫路で降りていたので、その先までゆっくり乗れるのは至福の時。
しかし、今回も終点まで乗ることはなく、途中の坂出で下車。
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本来は琴平延長運転の日だったので琴平まで乗りとおす予定だったのですが、やはりイレギュラーな運行形態だからか延長は無しに。そのためさっさと坂出で下車しました。

ここにも豪雨災害の影響が。
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中国地方の被害が大きく報道されたこの時の災害ですが、瀬戸内海の反対側も被害はあったわけで、予讃線が一部運休。本山行は通常存在しない行先です。今回乗るのはその下の琴平行き。

列車が来るまで時間があるので、それまで電車の観察です。
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四国独特の単行運転が可能な7000系。朝だからか3両つないでいます。
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こちらは先ほどの本山行。7200系と言いますが、このいかにも国鉄・JRといった感じの車両にJR四国ならではの私鉄風形式がふられているとちょっと不思議な気分(わかる人だけわかればいいです)。

ここから琴平に向かいます。

(つづく)
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