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永平寺町の自動運転実証実験 [旅行一般]

先日、福井県のかの有名な永平寺に行った時のこと。
そこに向かう路線バスの中から見えたのは「自動走行」の文字。何をやっているのか気になったのですが、ちょうど永平寺のバスターミナルに乗り場が併設されていたので眺めてみました。

こちらが永平寺のバスターミナル。
busstop.jpg
福井駅行の特急バス(高速ではない)や永平寺口駅、芦原温泉へ向かう路線バスが来る京福バスのターミナルです。
この横に、休憩所のような東屋があるのですが、そこが乗り場。
sibi.jpg
ちょうど車両がやってきました。狭い敷地を使ってUターンしていますが、確かに手は使っていません。

自動運転というと、カメラで道路状況を見ながら自由に走り回るというのを想像しがちですが、こちらはもう少し単純で、電磁誘導式といって、ルート上に設置されたガイドに沿って走るもの。ルート上にガイドを敷く必要はありますが、ちょっぴり簡単そうですね(愛知万博でIMTSとして走っていたバスもこの仲間。こちらはトヨタのシステム)。

車両とシステムはヤマハのゴルフカートがベースのようです。
yamaha.jpg
下に見える黒い線がガイドとなる誘導線。その横に見える何かを埋めた穴のようなものは、制御用のマグネットを埋めたものと思われます。

走行ルートは、こういった実験にもってこいの廃線跡。京福電鉄の永平寺線(永平寺口―永平寺間)の廃線跡が全線ハイキングコースとして整備されていたので、そこを活用したようです。以前実際に歩いているので、興味のある方はこちら(←過去記事にリンクしています)。
途中の荒谷というところで主要道と交差しているので、その部分をまたぐ運行はありませんが、志比(永平寺門前)―荒谷間10分、荒谷―東古市(永平寺口駅)間30分の計40分で、無料で永平寺口駅から永平寺へ行けます。

ただ、実証実験で無料なのはいいですが、通常の路線バスなら15分で着く距離。しかも自動運転車は永平寺口駅には1日6往復(平日は約半分になる・水木運休)ということで、現地で存在に気づいて旅に組み込むのはちょっと厳しいかもです(実際この日乗れなかった)。
廃線跡めぐりと永平寺を同時に楽しみたい方、自動運転に乗って観光してみたい方なんかはぜひ乗ってみるといいかもです。2019年の12月20日までです!

参考URL
ヤマハ発動機「電磁誘導式とは」
https://www.yamaha-motor.co.jp/golfcar/landcar/about-landcar/self-driving.html
永平寺町「自動走行車両に乗車しませんか?(6か月実証のお知らせ)」(終了しているのでリンク切れ)
https://www.town.eiheiji.lg.jp/900/903/p003509.html

永平寺の最新技術といえば、こんな観光案内所がありました。
AI.jpg
無人観光案内所。バーチャルなお姉さんが対応してくれます。
(なんでこんな顔してるんだ(笑)たぶん写真のタイミングだと思う)
これは、pdc社のOneGATE AIというシステム(ここに事例として載ってた)だそうです。最近あちこちでこういったもの、見かけるようになりましたね。
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