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幻となった上越・北陸新幹線コロナダイヤ(減便ダイヤ)を見てみる(2) [鉄道一般]

(前回(上越・北陸新幹線下り)のつづき)

前回に引き続き、今回も上越・北陸新幹線のダイヤです。
今回は上り。
(画像はクリックで拡大してください)

まずは朝から。
<通常ダイヤ>
DSC_0055.JPG
<減便ダイヤ>
timej4.png
見比べると、ほとんど減便されていないことがわかります。
かがやきが全便運休なのは上下線共通ですが、そのほかを見ると、通常1本だけある上野止まりのたにがわと、新潟6:56,7:19のとき2本程度の運休。
通勤時間の列車は減らさないという考えがここからもよくわかります。

続いて昼間のダイヤ。
<通常ダイヤ>
DSC_0056.JPG
<減便ダイヤ>
timej5.png
上りと同じく、通常毎時
あさま:長野発ほぼ各駅停車
はくたか:金沢発長野から速達、長野であさまに連絡
とき:新潟発熊谷・本庄早稲田通過
が各1本であるところを、あさまとはくたかを統合し、金沢から来たはくたかを長野からあさまのダイヤに乗せる形になっています。
これで何が起こるかというと、下りではなかったのですが、金沢―東京間各駅停車のはくたかが登場しようとしていました。なかなかのネタ列車・・・

最後に夜のダイヤ。
<通常ダイヤ>
DSC_0057.JPG
<減便ダイヤ>
timej5.png
timej6.png
減便ダイヤの1枚目は、昼間のダイヤと同じものです。
減便ダイヤでも夕方に少しだけあったあさまは、17:09長野発を最後に消えています。ただ、この時間、通常でも2時間間隔でしかないので、運休は3本のみ。
ときは停車駅の少ないものを中心に削減し、最終便を除き各駅停車になっています。たにがわはもともと1本のみしかないので、ときに吸収される形で運休のようです(別に1本高崎発でときに併結するたにがわがあるのですが、これも運休となっています)。
ただざっと見たところ、もともとの定期列車が少ないせいか、運休列車の数もそんなに目立たない気がします。

以上、JR東日本の新幹線の、幻となった減便ダイヤを見てみました。
既存のダイヤをうまく生かし、減便しても最低限の利便性を保つとこうなるという、いい例だと思います。
すでにこのダイヤはJR東日本のHP上から削除されており、それは旅客案内上当然でしょうが、手元に置いておくと、将来「こんなこともあったなぁ」と思い出すいい資料になる気がします。
ダイヤだけ見ても、これが何のためのダイヤかわからなくなるって?この減便ダイヤのファイル名には「covid」の文字が入っているので、ご心配なく。

(「幻となったコロナダイヤ(減便ダイヤ)を見てみる」おわり)
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