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雪の信州 鉄道の旅(2)~碓氷峠徒歩の旅編(2)~ [旅行(甲信越)]

(前回からの続き)

旧丸山変電所から1kmほど行くと、いったん下り線の下をくぐって反対側に出ます。
そこにあるのが、地方によくあるような温泉施設、「峠の湯」です。温泉がメインですが、休憩所で食事もできるので、この先補給地点もなさそうなのでちょっと早いですが昼食(10:00過ぎだけど)にします。
料金システムも、入浴込みで何時間いくらというよくあるパターンですが、食事だけの場合受付で申し出ると1時間は無料で入館でき、休憩所兼食堂が利用できます。
そこで、あたたかい「おっきりこみ」なるもので昼食に。
okkiri.jpg
ぐつぐつしながら出てきました。山梨の「ほうとう」と何が違うのかと問われると、全くわからない・・・。これまで食べたほうとうとの違いは思いつくところ、ほうとうにはカボチャが入っていて概してどの店も量が多い、というくらい?

この峠の湯の前で、線路が二手に分かれます。
junction.jpg
奥が旧線跡、手前がトロッコの終点と、その横に延びるこれから歩くルートです。
この遊歩道、廃線跡を使ったものではないのかと思う人もいるかもしれませんが、この区間には廃線は2つあり、一つは1997年に新幹線開業と同時に廃止になった線路(旧線)、もう一つはさらに昔ラックレール(歯車)式の電気機関車で登っていた1893年に開業した最初の線路(1966年廃止)(旧旧線)です。遊歩道として整備されているのは、正しくは後者です。

というわけで、この先は旧旧線の上を歩いていきます。
1st.jpg
こちらが峠の湯からすぐの最初のトンネルですが、レンガ積みのトンネルが出てくると古さが実感できます。
tunnel1.jpg
中は薄暗いですが、遊歩道として整備されているだけあって、内部にはしっかり照明がついており、歩く分には問題になりません。
tunnel2.jpg
ちょっとした谷をまたぐ橋もレンガ積み。
mini.jpg
よく見ていないとうっかり通り過ぎてしまいそうです。

このようなトンネルの連続を見ると、いかにも廃線跡という感じで盛り上がってきます。
triple.jpg

この遊歩道で最も有名どころは、碓氷第3橋梁、通称めがね橋です(長崎の眼鏡橋以外を眼鏡橋と呼ぶのはいつも引っかかるのですが、最近は石積みやレンガ積みのアーチ橋を指す一般名詞化していますね・・・)。
3bridge.jpg
高さ31m、長さ87.7mの、巨大なレンガ積みアーチ橋です。ちょうどすぐ下に国道も通じており、下からも見上げることができます。
3bridge2.jpg
まぁ、降りたからにはもう一度てっぺんまで登らないといけないんですけど・・・
ほとんどの人が車でやってきて、国道から階段を上がり見学をしているようで、橋周辺にはそこそこの人数がいました。しかし、遊歩道のトンネルへ入っていく人は皆無。みなさん、「こんなトンネルもあるんだぁ」と覗いてはいるものの、歩いていく人はいませんでした(ここまですれ違ったのも数人ですし)。
ちなみに橋から北を見ると、旧線の橋が見えます。
newold.jpg
(写真右奥)

ここまで横川駅から約5kmです。この先もう少し遊歩道が続いているので、さらに遊歩道を進みます。
(つづく)
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