雪の信州 鉄道の旅(4)~碓氷峠徒歩の旅編(4)~ [旅行(甲信越)]
(前回からの続き)
国道に出て、軽井沢方面に歩き始めます。国道は鉄道と違って地形に逆らわずくねくねと曲がっているので、廃線跡に比べてなかなか先に進まないもどかしさはあります。
どれだけくねくね曲がっているかというと、この国道、カーブに番号が振ってあるのですが、熊ノ平駅からトンネル一本分でカーブが11か所もあるくらいです(熊ノ平駅下が82番、次のトンネル出口付近が93番)。
そのトンネル出口がこちら。
前回最後に熊ノ平駅から見た3つのトンネルのうち一番左の古そうに見えるトンネルのはずですが、中は非常に近代的。このトンネルは中が舗装されており、入口にはしっかりした柵もついているので、熊ノ平駅までの車道として使われているようです(地図にも記載あり)。
このすぐ横は、最後まで列車が走った旧線。
いつ列車が来てもおかしくない雰囲気です。
ちなみにこの両者の位置関係はこんな感じです。
この先も、国道と廃線はつかず離れず・・・
きれいに寄り添っている区間もありますが、内部は整備されてなく、また国道とトンネル内部に大きな段差があったりするので、トンネルでショートカットしようというインチキは考えないほうがいいでしょう。
旧線の下り線は、旧旧線を活用して作られたとWikiにはありましたが、このように完全に別線として作られている部分もあります。ただ、その先、旧線に寄り添っていく旧旧線の姿も。
この先で合流するんでしょうか?
国道は地形に沿って峠に向けてぐいぐい上っていきますが、鉄道はわざわざ峠のてっぺんまで登る必要はないので、軽井沢駅に向けて徐々に坂を登っていきます。そのため、途中で廃線が見下ろせるところも。
木がじゃまで見にくいですが、下のほうに線路が通ってます。夏だったらおそらく見えなくて素通りでしょう。
ここまで登ってくる道はこんなにくねくね。
そこに見えているところまですぐに着けないもどかしさ。
こんな山の中の峠道なので、歩いている人は皆無です。車も普通はバイパスを経由するのでそんなに多くありません。そのせいで安心しているのか、途中道端にツキノワグマを発見!国道から一段下がったこところにいたのでおそらくこちらには来れない場所でしたが、実際に出会うと「ある~日、森の中♫」などという余裕はなくなりますね。
ちなみに写真を撮ろうとしたのですが、周りが静かすぎてカメラを出すためチャックをあけたらその音に気付かれたので断念しています・・・
熊ノ平駅を出てひたすら歩くこと約1時間半、とうとう碓氷峠の頂上に到着です。
この先は長野県軽井沢町です。峠を越えるといきなり開けて町になるのがこの峠の特徴で、ほぼ一方的に軽井沢方面に向けての上り勾配。このような峠を片峠と言うそうです。
とはいえ、一応峠なので、この先は少しだけ下り坂。そのうち下から2組の線路が近づいてきます。
手前はたどってきた旧信越本線の廃線跡。奥のきれいな施設は北陸新幹線です。新幹線の開業で、長距離旅客は新幹線にシフトし、取り残された在来線のうち、人も少なくコストもかかる横川軽井沢間のみが廃止されたのでした。
峠から20分程度で、観光客でにぎわう軽井沢駅に到着。
遠くに見えるスキー場や、駅近のショッピングモールには多くの観光客が来ていました。
時刻は14時過ぎ。ここからようやく列車に乗って、長野方面へ向かいます。
(つづく)
国道に出て、軽井沢方面に歩き始めます。国道は鉄道と違って地形に逆らわずくねくねと曲がっているので、廃線跡に比べてなかなか先に進まないもどかしさはあります。
どれだけくねくね曲がっているかというと、この国道、カーブに番号が振ってあるのですが、熊ノ平駅からトンネル一本分でカーブが11か所もあるくらいです(熊ノ平駅下が82番、次のトンネル出口付近が93番)。
そのトンネル出口がこちら。
前回最後に熊ノ平駅から見た3つのトンネルのうち一番左の古そうに見えるトンネルのはずですが、中は非常に近代的。このトンネルは中が舗装されており、入口にはしっかりした柵もついているので、熊ノ平駅までの車道として使われているようです(地図にも記載あり)。
このすぐ横は、最後まで列車が走った旧線。
いつ列車が来てもおかしくない雰囲気です。
ちなみにこの両者の位置関係はこんな感じです。
この先も、国道と廃線はつかず離れず・・・
きれいに寄り添っている区間もありますが、内部は整備されてなく、また国道とトンネル内部に大きな段差があったりするので、トンネルでショートカットしようというインチキは考えないほうがいいでしょう。
旧線の下り線は、旧旧線を活用して作られたとWikiにはありましたが、このように完全に別線として作られている部分もあります。ただ、その先、旧線に寄り添っていく旧旧線の姿も。
この先で合流するんでしょうか?
国道は地形に沿って峠に向けてぐいぐい上っていきますが、鉄道はわざわざ峠のてっぺんまで登る必要はないので、軽井沢駅に向けて徐々に坂を登っていきます。そのため、途中で廃線が見下ろせるところも。
木がじゃまで見にくいですが、下のほうに線路が通ってます。夏だったらおそらく見えなくて素通りでしょう。
ここまで登ってくる道はこんなにくねくね。
そこに見えているところまですぐに着けないもどかしさ。
こんな山の中の峠道なので、歩いている人は皆無です。車も普通はバイパスを経由するのでそんなに多くありません。そのせいで安心しているのか、途中道端にツキノワグマを発見!国道から一段下がったこところにいたのでおそらくこちらには来れない場所でしたが、実際に出会うと「ある~日、森の中♫」などという余裕はなくなりますね。
ちなみに写真を撮ろうとしたのですが、周りが静かすぎてカメラを出すためチャックをあけたらその音に気付かれたので断念しています・・・
熊ノ平駅を出てひたすら歩くこと約1時間半、とうとう碓氷峠の頂上に到着です。
この先は長野県軽井沢町です。峠を越えるといきなり開けて町になるのがこの峠の特徴で、ほぼ一方的に軽井沢方面に向けての上り勾配。このような峠を片峠と言うそうです。
とはいえ、一応峠なので、この先は少しだけ下り坂。そのうち下から2組の線路が近づいてきます。
手前はたどってきた旧信越本線の廃線跡。奥のきれいな施設は北陸新幹線です。新幹線の開業で、長距離旅客は新幹線にシフトし、取り残された在来線のうち、人も少なくコストもかかる横川軽井沢間のみが廃止されたのでした。
峠から20分程度で、観光客でにぎわう軽井沢駅に到着。
遠くに見えるスキー場や、駅近のショッピングモールには多くの観光客が来ていました。
時刻は14時過ぎ。ここからようやく列車に乗って、長野方面へ向かいます。
(つづく)
2020-06-27 21:37
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