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北部九州鉄道乗りつぶしの旅(17)~関門海峡を徒歩で越える~ [旅行(九州)]

(前回からの続き)

関門海峡の門司側の神社より関門橋を眺めます。
shrine.jpg
こちらは和布刈神社。社殿まで降りられるようですが、どうにもその通路が見つけられずに断念。人は普通にいたのが見えたんですが…

関門海峡は本州と九州の間の狭い海峡だけあって、海流も結構速いよう。
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左に行く船は何事もなくスーッと進んでいきますが、右に向かう船は流れに逆らっているためか、船体を上下に揺らし白波を立てながら進んでいきました。

さて、この関門海峡を越えるルートですが、電車(関門トンネル・新関門トンネル)や自動車・高速バス(関門国道トンネル・関門橋)のほかに、徒歩で越えることもできます。ここまで来たなら徒歩で渡ってみましょう。
こちらが門司側のトンネル入口。
moji.jpg
関門トンネル人道入口で、ここからエレベーターで地下に60m潜ると、そこからトンネルが延びています。
tunnel1.jpg
はるか先は下関側。距離は780mです。
ちなみにここは国道トンネルに併設されているからか、人道も国道2号線の一部のようです。
route2.jpg
自動車の通る道路は、この人道の真上だそうです。

県境部分には、道路にペイントが施され、一つの目玉になっています。
center.jpg
海面下58m、距離は門司側から380m、下関側から400mです。ちょうど中間というわけではないんですね。

トンネルを抜け、エレベーターで再度地上に出ると、そこは下関市。
hou.jpg
なんと九州に向けて大砲を打ち込んでいました…
これは当然レプリカ。壇ノ浦砲台跡といい、幕末の尊王攘夷運動の一環として行き交う外国船に無差別攻撃をしていた時の再現。まぁ、結果はご承知のとおり、力で鎖国を続けようとしたものの、力でねじ伏せられたわけですが…
壇ノ浦といえば、源平合戦の地としても有名で、それを再現した銅像も置かれています。

さてそれらの展示物が置かれている公園の名前を「みもすそ川公園」と言います。またひらがなかよと思いたくなりますが、これもまた難読地名だからというのも一つの理由かもしれません。
mimosuso.jpg
「御裳川」と書いて「みもすそがわ」と読みます。「すそ」ってどこから出てきたんですかね。
門司側の和布刈(めかり)といい、関門トンネルって難読地名を結ぶトンネルだったんですね。

下関側は、駅まではバスに乗らないと行けない距離なので、おとなしく関門トンネルを通って門司に戻りました。
その途中で見た光景。
rikisya.jpg
人道トンネルを人力車が!
関門トンネル人道は、国道トンネルを通れない原付以下の車両・軽車両も通れることとなっているため、人力車が通行しても問題はありませんが、なかなか周囲から浮きますね、これは。
(原付や軽車両は、人が押して(引いて?)通らなければいけない決まりです。ちなみに通行料は20円。歩行者は無料)

(つづく)
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