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夏の東北紀行(14)仙台~松島 [旅行(東北)]

(前回からの続き)

翌朝、起きてから窓を開けると、そこには・・・
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踏切があった。
いや、前日にわかっていましたけどね。ちなみに、ここのホテルのロビーには鉄道模型やら鉄道写真やらが飾られていました。そうか、私の正体を見破って、あえて線路際の部屋にしたのか!(なんつって)

雨降る中、苦竹駅からスタートです。
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この列車の次の列車に乗り、降りた駅は松島海岸。
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やっぱり、わざわざ東北まで来たんだから観光しましょうということで、ちょっと早めの列車に乗って途中下車しました。

駅からちょと歩くだけで日本三景の松島へ。
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松って、塩に強いのでしょうか?よくあんな小さな島に松がたくさん生えているもんです。
このように、建物の建っている島もあります。
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これは五大堂。駅名標の写真に使われているところです。橋(すき間から海が見える!)でつながっているので、誰でも自由に行くことができます。
そのほかにも橋が架かっている島はあります。
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この写真の島に行ってみました。
岩場に仏像が彫ってあったりするのを見つつ島を一周。
そのほかに特にやることなかったので(おい!)、そそくさと駅に戻りました。

(まだまだつづく)

夏の東北紀行(13)久慈~仙台 [旅行(東北)]

(前回からの続き)

それでは三陸海岸の旅の始まりです。列車はこれ。
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三陸鉄道の車両ですが、三陸鉄道北リアス線、JR山田線、三陸鉄道南リアス線を通しで走ります。
この車両、見た目はふつうの列車ですが、座席はJRの特急用の座席(たぶんJR東日本からのもの、この旅行で乗った快速「くびき野」と同じもの)、テレビつきというちょっぴりリッチなものです。

三陸鉄道は沿線に観光地を持つことから、観光案内放送があります。しかも肉声。
あれ、この列車ワンマン列車だよなと思ったら、運転手さんが観光案内やバスなどの乗り換え案内をしながら運転してるんですね。
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こんな景色のところを1時間半走ると、JR山田線の宮古駅に到着。ここからは雰囲気がガラッと変わります。
運転手が交代し、肉声の放送はなしに。観光案内すら消えて、いたって真面目な放送になります。さらに人がどっと乗ってきます。

ここからは少しだけ山田線の駅紹介に。
まずは岩手船越駅。
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マイナーですが、本州では最東端の駅となるようです。
この次の次の駅は・・・
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吉里吉里。井上ひさしの小説に「吉里吉里人」というのがありましたが、何か関係あるのでしょうか?
ちなみに次の駅の大槌駅には「ようこそ ひょっこりひょうたん島へ」と書いてあるので、やはりこのあたり、井上ひさしと何か関係がありそうです。(Wiki先生に聞いてみたら、「吉里吉里人」の吉里吉里の名はここから取ったもの、大槌駅の近くにひょっこりひょうたん島のモデルの島がある、だそうです)

1時間ちょっとで釜石に到着。ほとんどの人が降りて、ここから三陸鉄道南リアス線に入ります。
こう見ると、三セクはもっぱら人の少ないところを走っていて、JRは人の多いところを走っているよう。これで三セクに黒字経営を求めようというのも無理がある話です。
で、南リアス線の話はなし。なぜって、ぐっすり寝ていたからです。

午後1時頃に終点の盛に到着。盛からはJR大船渡線に入ります。この路線は、路線の形が地図で見ると竜の形だということで(無理矢理感もありますが・・・)、ドラゴンレールという愛称付きです。列車の名前も・・・
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スーパードラゴン!
なんか強そう・・・
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いや、弱そうでした・・・

学生だらけのこの列車で終点の一ノ関まで行きます。
途中、何もなさそうなところから数人のビジネス客グループが乗ってきたり(鹿折唐桑駅)、日本人でもこなさそうな観光地から外国人が乗ってきたり(猊鼻渓駅)と、不思議なこともありましたが、約2時間半で一ノ関に到着。
折り返し同じ列車に乗り気仙沼まで戻ります。気仙沼といえばフカヒレってことで、
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駅前にはサメが泳いでいます(^^;)

ここからは気仙沼線に乗車。
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連結部分が不思議な形してます。ちなみに、この右に見えるトイレの入り口には「停車中でもつかえます」との注意書きがされています。15年ほど前に「停車中は使用しないでください」との注意書きを山陽本線で見た覚えがありますが、やはりその頃からの記憶が残っている人がいるためか、このような表示がされています。

小牛田まで約2時間、そこから東北本線で仙台に向かい、仙石線あおば通駅まで歩いて仙石線に乗り継ぎ、今宵の宿の最寄り駅苦竹駅には夜9時過ぎに到着しました。

(つづく)

夏の東北紀行(12)函館港~久慈 [旅行(東北)]

(前回からの続き)

函館港から約4時間で青森港に到着です。明るくなったので、乗ってきたフェリーを撮ってみました。
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意外とぼろかったようです・・・

港から、途中、船の博物館や森林鉄道の保存室を横目に歩くこと約40分、青森駅に到着です。
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え?これが青森駅?
正面口は県庁所在地の中心駅らしく大きいのですが、裏口にあたる西口はこんなに小さいんです。このギャップにはさすがにびっくりしました。

ここから野辺地までは時間節約のため特急に乗ります。列車は「つがる2号」。朝6時前に出る列車なので、そんなに乗っていないだろうと見くびっていたら、発車前になってたくさんの人が乗り込んできました。
札幌から到着した夜行急行「はまなす」の接続を受けるというのがこの列車の使命のようです。
野辺地からは普通列車で八戸へ。八戸から今度は八戸線に乗ります。
水産加工場が多く見える鮫駅あたりまで来ると海岸沿いへ。
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ただ、海岸沿いを走る区間は長くはないです。

2時間弱で、終点久慈に到着。
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ここの駅の跨線橋に歓迎の意を示す看板があるんですが・・・
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不思議の国の北リアス」(^^;)
もちろん元ネタは不思議の国のアリスですが、ちょっと無理があったんでは・・・

ここからは、三陸海岸沿いに岩手県を南下します。それでは、隣の三陸鉄道の駅へ行きましょう。
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(つづく)

夏の東北紀行(11)三厩~函館港 [旅行(東北)]

(前回からの続き)

龍飛岬から折り返しのバスに乗り、再び三厩駅へ。
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さすがは北国の駅です。待合室の真ん中にストーブがあります。
ここから普通列車で蟹田へ。
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乗客もまばら。静かなもんです。
ちなみに、この列車や蟹田駅は、「雲のむこう、約束の場所」の舞台になっているので、この写真にピンと来る人が・・・少しいるんじゃない?

それでは、今夜の宿に向かいましょう。
蟹田からはこの列車。
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今度は正真正銘の特急です。
「あれ、18きっぷの旅じゃなかったの?」
いやいや、このように18きっぷで特急に乗れる区間が全国で3ヶ所あり、そのうちの1ヶ所がここ。
青函トンネルのある蟹田―木古内間は、特急しかないので特例で普通乗車券で特急に乗れます。もちろん18きっぷにも適用されます(あとの2ヶ所は南宮崎―宮崎空港と北海道の新夕張―新得です)。

と言うわけで、青函トンネルを抜け・・・
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東北旅行なのに北海道上陸~!
でも18きっぷなので、
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ちゃんと木古内で降りましょう。
そういえば、昔の青函トンネルって、トンネルの中に青森ねぶたや札幌時計台のイルミネーションがあったのですが、今はトンネルの最深部を示す明かりがあるだけと、かなり殺風景になったんですね。

木古内で普通列車函館行きに乗り換え・・・
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函館の二つ前、七重浜で下車。
今日の宿はというと・・・
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???
さて、どこでしょう?
ここからは函館の夜景も見ることができます。
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横からのね。
奥に見える山の頂上がたぶん函館夜景で有名な函館山の展望台です。

ここは函館フェリーターミナル。
高速船が就航してターミナルがきれいになりましたが、現在は高速船はなくなり、普通のフェリーのみが就航しています。今宵の宿はこのフェリーです。フェリーの夜行便で青森港まで行きます。
つまり、お得意の宿代節約です。宿に泊まるよりフェリーのほうが安いし、翌日早朝青森から行動できるので都合がいいんです。
青森までの約4時間、二等船室でごろ寝で~す。

(つづく)

夏の東北紀行(10) 三厩周辺 [旅行(東北)]

(前回からの続き)

三厩まで来たなら、バスで足を伸ばしましょう。町営バスで約30分200円で、龍飛岬に到着です。
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龍飛岬といえば・・・
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♪ごらんあれが龍飛岬北のはずれと~♪
石川さゆりの津軽海峡冬景色ですね。この歌碑には、龍飛岬が出てくる2番が刻まれています。しかも、ボタンを押せば歌ってくれます(笑)

では、龍飛岬からの景色をどうぞ。
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はるか彼方に北海道が見えます。この日だけは妙に天気がよくて、よかったよかった・・・

ここの名物は他にもあります。
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名物「階段国道」。国道339号線の一部です。地図で適当に国道指定したら階段だったという説や、急坂の国道にあとから階段をつけたという説などがあります。
途中からの景色はこんな感じ。
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海も見えて、いい観光スポットです。途中にはスタンプ台もあります。

灯台からこの階段を下りると、こんな碑のあるところに行けます。
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太宰治の文学碑。「津輕」の一節が刻まれています。
「ここは、本州の袋小路だ。讀者も銘肌せよ。讀者が北に向つて歩いてゐる時(中略)そこに於いて諸君の路は全く盡きるのである。」
う~ん。こんな文章、普通書けませんよね。

それでは、階段下からバスに乗って、三厩駅に戻りましょう。
(つづく)

夏の東北紀行(9) 大湊~三厩 [旅行(東北)]

(前回からの続き)

蟹田駅に降りると、予想外の光景が・・・
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駅から人があふれてる!
何が起こったのかと思いましたが、折り返しの列車内で聞いたところ、「ちょうどこの時期に地元のお祭りがあるので、お盆よりはこの祭りにあわせてみんなが帰省して来る」とのこと。それで駅前にも祭りの飾り付けがあったんですね。

見送りの客に見送られ、野辺地へ戻ります。大湊の次の駅、下北でもたくさんの人が乗り、立ち客が出るほど。その後ほとんど乗降はなく野辺地に到着。
野辺地駅は、鉄道防風林発祥の地として知られており、いまでもこのように立派な防風林が残っています。
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写真に写っている人もそうなんですが、大抵の帰省客は、ここから八戸行きの特急に乗っていきました。
一方、私は同じ列車に乗り続け、青森を目指します。

青森からは、津軽線で今度は津軽半島を北上します。
この津軽線も海沿いを走る路線ですが、さっきの大湊線とは性格が違う路線です。こちらは本州と北海道を結ぶ重要な経路であり、駅の規模が大きいとか、電化されてるとかで、大湊線に比べるといろいろとにぎやかです。特急も来ますし。
津軽線の途中の主要駅である蟹田に到着。
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今回はじめて気付きましたが、蟹田駅って結構海に近かったんですね。ちなみに、海の向こうに見えているのは、数時間前までいた下北半島です。

ここからはまたディーゼルカーに乗り換え、津軽線の終点三厩へ。この区間は、北海道への路線からは外れており、純粋なローカル線っといった趣。約40分で終点三厩に到着です。
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駅前はこんな感じ。
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ここまで来たのなら、ぜひ行っておきたいところがありますよね。というわけで、この写真の右に写っているバスに乗り込みました。

(つづく)

夏の東北紀行(8) 盛岡~大湊 [旅行(東北)]

(前回からの続き)

前日は盛岡駅近くのホテルに宿泊。
翌朝、ニュースを見ていたら、前日の盛岡の最高気温が真夏にもかかわらず17℃。そりゃ寒いわけだ・・・

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この日は7:59発の列車でスタートです。
乗る列車は・・・
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なんと新幹線。「18きっぷの旅なのに反則じゃないか」なんて言わないでください。盛岡八戸間は、新幹線のせいで平行在来線が三セク化されてしまい、18きっぷが効かないんです。かといって、三セクに乗るのと新幹線に乗るのとでは数百円しか違わないにもかかわらず時間は1時間以上違うので、ここは新幹線にしました。

たったの40分で八戸に到着。
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ここからはまた18きっぷの旅です。
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乗ったのは、左のほうにちまっと止まっている列車です。特急には乗りません。

相当完成していた東北新幹線の八戸―七戸十和田間(当時は八戸止まりだったんです))を横目に見つつ八戸を発車。
それ以外は特に見るところもなく野辺地に到着。ここからは大湊線で下北半島を北上します。
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ようやく別形式の列車がやってきました。キハ40。国鉄を代表するディーゼルカーともいえるでしょう。日本全国、色は違えどどこでも見れます。ローカル線に入るときにこの古い車両っていうのはなかなかいいですね。
大湊線の愛称は「はまなすベイライン」。
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愛称のとおり、陸奥湾を眺めることのできる路線です。
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快速なので、1時間もかからず終点の大湊に到着しました。約60kmある路線なので、結構なスピードです。
さて、ここで私の見たものとは・・・!

(つづく)

夏の東北紀行(7) 遠野~盛岡 [旅行(東北)]

(前回からの続き)

遠野からは太平洋を目指してさらに東へ。途中、上有住(かみありす、この響き好きだなぁ)~陸中大橋間では、これから走る線路を眼下に見下ろすほどができるほどの山岳地帯を走ります。
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何でこんなことになるかというと、高さを稼ぐためにオメガ(Ω)状に線路を引いているから。俗にオメガカーブと言います。これほどまでしないと越えられない地形がこんなところにあったんですね。この路線に乗る前は東北本線から単に三陸海岸に出るだけの路線だろうと考えていたんですが、甘かったです。
ここまで険しい地形にもかかわらず、駅はお決まりの童話ムード。
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このギャップがなんともいえません・・・。

三陸海岸沿いに出たところが釜石。ここで20分の停車だったので外に出てみました。
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どこにでもありそうな駅ですが、駅前の風景はどこにでもあるようなものではありませんでした。写真を撮らなかったのでお見せできませんが、駅を出たとたん目に飛び込んでくるのは新日鉄の釜石工場。見事に視界にこれしか映りません。さすが製鉄所の町は違いますね。

ここから三陸海岸を北上。天気が悪かったので写真はなしです。
駅前で高校総体の凱旋式のようなものをやってる宮古で3分の乗り継ぎ、次に乗る列車は岩泉線岩泉行きです。この路線は鉄道ファンには超有名。なぜかは後ほど・・・
岩泉線の起点、茂市までは山田線を走り、ここで17分停車。
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いよいよ岩泉線へ。
相当な山の中を走る路線です。
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どこに人が住んでるのかわからないような駅をいくつか過ぎ、終点岩泉に到着。
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駅自体は観光協会が入っており、バスターミナルも兼ねているのでそれなりの大きさもあるのですが、問題はここに来る列車の本数。
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はい、1日3本です。これが鉄道ファンには超有名な理由。秘境路線なのです。そのせいか、乗っていた客のほとんどが鉄道ファンと見える方々。よくぞこんな路線が残っているものです。
岩泉には、日本三大鍾乳洞の1つと言われる龍泉洞があり、そこへの観光アクセスとして使おうと思えば使えるのですが、わざわざ1日3本の列車に合わせなくとも盛岡からバスも出てますし、三陸鉄道の小本駅からもバスが出てるので、観光客も乗りそうにはありません。秘境気分を味わいたければどうぞ(2010年12月現在、岩泉線は災害のため運休中(バス代行)です、今後どうなるやら)。

あとは一路、盛岡を目指すのみ。
人気のない山の中を2両のディーゼルカーがのんびり走っていきます。
途中、区界駅では15分停車。
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写真撮影会です。このときの乗客の行動から察するに、この列車に乗っていたのは鉄道ファン6人(男5、女1)のみでした(^^;)。ということはいつもは空気輸送?
夜9時前に盛岡に到着。本日はここまでです。

(つづく)

夏の東北紀行(6) 大曲~遠野 [旅行(東北)]

(前回からの続き)

大曲に泊まったのにはわけがあります。それは翌日の列車の都合。
翌日は朝7:01分発の盛岡行き普通列車でスタートです。
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この列車は、秋田新幹線が通る田沢湖線を走るため、車輪の幅が新幹線サイズになっています(車体は在来線サイズ)。
で、なぜ大曲に泊まったかという話。それは、この路線のうち、田沢湖―赤渕間を走る普通列車が1日4本しかないから。しかも、この7:01発の次は14:46発。これはどうしても7:01発に乗らなきゃやってられません。しかも、これに乗れればこの後の計画がうまくいくのです。

さて、到底新幹線が通るとは思えない山の中を走りぬけ、1日4本の列車は通学客を乗せ一路盛岡へ。盛岡に近づくと、さすがに町だからかたくさん乗ってきます。そして盛岡に到着・・・って、寒っ!
真夏のはずなのに、雨が降っているせいか半袖では寒かったです。北への旅行時には夏でも長袖の用意を・・・

ここからは、これから乗る釜石線に直通する快速列車に乗車。
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快速「はまゆり」。見かけは普通列車と変わらないのですが、もともと急行「陸中」として走っていたので車内はそれなりの設備です。
ただこの列車では釜石線には入らず、東北本線の花巻で下車。
このあたりは、宮沢賢治ゆかりの土地であることから、銀河鉄道をイメージした壁画があるとか。
雨の中、駅から歩くこと10分弱。壁画に到着。題名は「未来都市銀河地球鉄道」。
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???
かすれてる?この写真の下には立派な壁画の写真があるけど・・・いや、どうもこれはふつうの壁画ではないらしい。
この写真付き説明板の一番最後の一文を抜粋すると、「特殊蛍光塗料により作画されており、夜、紫外線ライトの照射により幻想的な宇宙が浮かび上がります」だそうです。光っているのを見たい方は、5~9月は19:30~22:00、その他は18:00~22:00にこの場所に来ましょう。

宮沢賢治関連は花巻駅にもあります。
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これは、花巻駅のホームなのですが、童話の世界感を出すためか腕木信号機が。しかも、駅名の上にはエスペラント語の愛称がついています(エスペラント語は宮沢賢治が童話で使っていた)。
それだけならまだしも、このようなモニュメントは釜石線全線に、しかも無人駅にもあり、車内放送では全ての駅のエスペラント語愛称まで放送してしまうという徹底振りです(路線愛称は銀河ドリームライン)。各駅に付けられたエスペラント語愛称とその意味は、釜石線の列車内に張り出されています。

花巻で雨の中2時間弱ふらふらしたあと、ようやく釜石線に踏み込みます。普通列車なので、全ての駅のエスペラント語愛称が聞けます(一切覚えていません)。あまりに寒いからか、車内は暖房が入っていました。
次の目的地は遠野。
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遠野は柳田國男の遠野物語でも知られる民話の里で、民話を紹介する施設が市内に点在しています。よって、遠野駅のエスペラント語愛称はフォルクローロ。民話という意味です。
で、その中でも代表的なものが「カッパ」。
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駅前はカッパに支配されています(^^;)。2枚目の写真では、交番を取り込んだカッパがウインクしてます(笑)。
晴れてればレンタサイクルでも借りて観光しようと思ったものの、雨がひどかったので乗ってきた列車にそそくさと戻りました(この列車は、遠野で16分停車だったのです)。
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(つづく)

夏の東北紀行(5) 新庄~大曲 [旅行(東北)]

(前回からの続き)

今度は新庄から太平洋側に向かって進みます。
こちらは陸羽東線。愛称は「奥の細道湯けむりライン」です。陸羽西線とはうって変わって山を眺めながら走る路線です。「湯けむりライン」とつくくらいですので、温泉関連の名のつく駅が6駅もあります。そのうちの1つ、鳴子温泉駅に降りてみましょう。

鳴子温泉駅
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駅舎の左下には足湯があります。
こちらは駅構内の写真。
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この旅行の中でもお気に入りの写真です。
この鳴子温泉は、温泉だけでなく紅葉の時期には有名な鳴子峡の最寄り駅でもあります。
ただ、実は鳴子峡は列車からも見えるんです。
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ただ、ほんの一瞬だけ。紅葉の時期は徐行してくれるそうです。

ここから東北本線の小牛田駅に抜け、東北本線を北上。列車はやはりこちら。
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701系です。
この車両にこんな料金表がついていたのですが(ピンボケですいません)、
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これが起動するところを見ていたら、なんとWindowsXPの文字が、こんなところまでMicrosoftの手が及んでいたとは・・・

北海道に行きそうな集団を横目に北上で下車。今度は北上線に乗車です。
沿線には温泉がある駅として知られる「ほっとゆだ」駅がある路線です。そろそろ暗くなってきていたので景色が見えるか心配してましたが心配無用。
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きれいな景色が見れました。写真は錦秋湖です。

朝に通った横手で奥羽本線に乗り継ぎ、この日は大曲に泊まりました。
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(つづく)

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