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北海道&東日本パスで行く北海道(9) [旅行(北海道)]

(前回からの続き)

滝川から乗車するのは、2429Dという列車番号の普通列車。
車両はこれです(同形式の車両)。
kiha40.JPG
北海道おなじみキハ40。車内はこんな感じです。
inside.JPG
滝川から富良野までは1両、富良野で1両増結して、釧路までは2両で向かいます。
側面にはこんな表示(サボ)が。
2429D.JPG
釧路の文字の下に、「日本一長い距離を走る定期普通列車2429D」という文字が。
この列車は、滝川―釧路間308.4kmを8時間2分かけて走るという、とんでもない長距離(長時間?)普通列車なのです。そのため、この列車の乗りとおしを目的に来る人もいるわけです(はい、私もですが)。
後で友人に話したら、「みんなが仕事してる時間と同じだけずっと列車に乗っているわけだ」。なるほど、そう言うとわかりやすいかも・・・

滝川を9:37に発車。地元の人より旅行者のほうが多いという感じ。なにやらスケッチしながら車窓を眺めている人もいます・・・って、僕何か描かれてる?
もちろん冷房はないので窓を開けていたんですが、トンネルに入ると寒いこと寒いこと。さすがは北海道です。

1時間ちょっとで富良野に到着。ここで半分以上の客が降ります。で、客が減るのになぜか増結。車両の回送がてらなんでしょうかね。
20分停車なので、のんびりと写真を撮ったりして過ごします。
furano.JPG

ここから、中国(台湾?)人の家族が乗ってきました。日本人ですらめったに乗らないこの路線に乗ってどこに行くんだろうと思いながら、富良野の盆地を抜け、金山湖を渡り・・・と、幾寅駅で降りていきました。幾寅駅は、映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地。中国でも知られてるんですかね?
幾寅の次は落合駅。この先の石勝線の列車待ちのため、ここでも10分程度停車します。
ochiai.JPG
ここで行き違った列車はこんなの。
syuiro.JPG
昔風の塗装になってます。

ここから狩勝峠(実際の峠からは離れたところを通る)を越えると、十勝平野へ。
tokachi.JPG
これぞ北海道という景色ですね。
この丘を下りきると、新得駅。滝川から3時間10分です。以前この列車に乗ったときはここで降りましたが、今回は釧路まで乗りとおします。もう結構乗ったような気がしてるんですが、まだ半分にも満たない・・・

十勝平野の中心都市、帯広には14:10着。ここで特急の通過待ちのため、15分ほど停車。実にのんびりした列車です。で、列車が止まると、妙に暑い。北海道なのに暑い。我慢できずにホームの自販機でジュース買っちゃいましたよ。
後にニュースで見てみたら、この日の帯広は最高気温30℃だったとか。そりゃ暑いわけだ。

最近は北海道の特急が一部区間で徐行運転しているらしく、10分ほど遅れて到着。その影響で、2429Dも約3分遅れで発車します。でも、単線なので、抜かしていった特急が10分遅れる→対向列車も10分遅れ→こちらも10分遅れる→途中駅の行き違い時間を削って回復(対向を待つダイヤなら)→でも対向列車が遅れてるのでまた遅れる→以下ループみたいな感じ。でも最後にはちゃんと回復してるからあら不思議。
行き違いで止まるたびに思ったのですが、北海道の駅って、駅前にほぼ必ずJAの倉庫がありますね。

西に行くと海沿いを走ると聞いていたんで、これだけ天気がよければさぞいい景色が見られるだろうと思って期待していると・・・
fog.JPG
あれ?さっきまでの晴れはどこに行ったんですか?海沿いらしき区間でもほとんど海は見えないし、この列車も何を目標に走っているのかわからないし(笑)。これが道東というもののようです。

大楽毛で最後の行き違い。
otnsk.JPG
北海道では普通列車より貨物列車のほうが優先なんですっ(!?)。

そして滝川から8時間、ようやく釧路に到着。
ワンマン列車なので運賃表がついているんですが、ほれこの通り。
unchin.JPG
めったにこの運賃表で見られる金額ではないですね。
改札口で、この列車全区間に有効な切符を見せて申告すると、こんなものがもらえます。
syoumei.JPG
完全乗車証明書。裏には全駅の時刻が書かれています。
kushiro.JPG
これにて一旦北海道&東日本パスの旅は終わり。
この先はレンタカーで道東を巡る旅になります。

(つづく)
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