SSブログ

つくば研究施設めぐり(4)(恋する小惑星(アステロイド)聖地巡礼(5)) [聖地巡礼(舞台探訪)]

(前回はこちら↓)
つくば研究施設めぐり(3)←時系列順で見たい(聖地巡礼なしでもいいよ)という方
つくば研究施設めぐり(2)(恋する小惑星(アステロイド)聖地巡礼(4))←聖地巡礼だけ見たいという方

つくば駅に戻り、バスで向かったのは「地図作りの拠点」国土地理院にある地図と測量の科学館。
施設の案内にない路線で向かったのですが、バス停の位置がわからず、結果的に一つ先まで行ってしまいました(運賃も90円跳ね上がるという・・・)
ということで正門へ。
koiasu40.jpg
koiasu40r.jpg
マッピーという公式キャラがいます。
koiasu39.jpg
koiasu39r.jpg

館内に入るとまず出迎えてくれるのが巨大な日本地図。
floormap.jpg
置いてある3Dメガネで見ると、高低差が立体的に見えます。ちなみに沖ノ鳥島は遠すぎてフロアに収まりきっていません。
階段裏に回ると・・・
koiasu43.jpg
koiasu43r.jpg
アニメの中では外にあった顔出しパラボラアンテナがアニメ化を機にリニューアルされ中へ。
地質標本館に続き、ここでも「恋する小惑星」のポスターが貼ってありました(JAXAは「宇宙兄弟」推し)。なお、売店では原作の単行本も買えます。

館内は、地図の歴史や地図のつくり方、地図データを使ったサービスなどの展示。
oldmap.jpg
展示のほかに、全国の25,000分の1地形図を閲覧できるコーナーもあります。自分の住んでいるところの地形図を探すのも面白いです。
elec.jpg
で、このポール、いろんな場所に何の説明もなくまさにポール然としておいてありますが、実は電子基準点を模したもの。電子基準点とはGPS衛星の信号を受信して位置を求め、測量などの基準とするものだそうな。正確な位置がわかるので、地殻変動の観測にも使われているようです。本物は屋外にありますよ(高さ5mほど)。

その屋外展示もいろいろあります。
こちらは先ほどの顔出し看板のパラボラアンテナ(つくばVLBIアンテナ)の部品。
koiasu42.jpg
koiasu42r.jpg
もともとここにあったものを解体し、部品を展示しているものです。VLBIアンテナとは、複数のアンテナで天体からの電波を受信し、その時間差を用いて位置を割り出すためのもの。ここにあったアンテナは、平成29年3月に解体されました(石岡へ移転、ということかな)。
もともとは「あそこらへん」にあったようです。
koiasu41.jpg
koiasu41r.jpg
この塔、特にアニメで説明は出てきませんでしたが、名前は「測地観測塔」。「位置は天文測量、人工衛星観測等により厳密に決定されており、実質的には日本の測量の原点」だそうな。高さ約45mあり、最上階から周辺の三角点を観測したりもするそうです。

そのほか、アンテナの部品の横の広場(地球ひろば)には、大きい地球儀(?)
oval.jpg
20万分の1の地球儀。日本地図を球体に乗っけてみましたという感じになっています。周縁部の先には、世界各地の都市への方角と距離がわかる立て看板が立っています。
もっと地球の大きさを実感したいという方はこちら。
1min.jpg
地球上の”1秒”を歩いてみようという展示。
写真中央のちょっと左に何の変哲もない境界杭のようなものがありますが、これがもう2つ、緯度方向と経度方向に、ちょうど1秒の差をあけて設置されています。
緯度経度は東経140度5分10秒、北緯36度6分15秒というように表されますが、分は度の60分の1、秒はさらに60分の1です。1秒は経度方向で30.82m、緯度方向で25.01mだそうです。地球が完全な球体ではないから出る差ですが、どちらにせよ地球一周はこの長さの1,296,000倍くらいの長さだということです・・・(場所によって長さは変わるので実際にはこうなりません)。ちなみにさっき書いた緯度経度は、この杭の位置です。

図らずも、恋する小惑星と同じ順番で回りましたが、なかなか濃い旅になりました。
特にアニメを知らなくても十分楽しめる施設がそろっていますので、時間があればぜひ訪ねてみてください。

(「つくば研究施設めぐり」おわり)
(「恋する小惑星(アステロイド)聖地巡礼」つづくの?)→つづきます!
nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。