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関西電力黒部ルート見学会+αの旅(12) [旅行(甲信越)]

(前回からの続き)

翌朝はホテルのコロッケ食べ放題でスタート(?)。
どういうことかというと、高岡はご当地グルメとして、消費量が国内有数のコロッケを「高岡コロッケ」として売り込んでいるのです(ちなみに、富山県はコロッケ購入額日本一だとか)。
で、高岡駅の万葉線待合室(なぜか入り口ドアがファミマの音)にはこんなものが。
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ドラえもんポスト。高岡が藤子・F・不二雄の出身地だそうです。藤子・F・不二雄-キテレツ大百科-コロ助-コロッケ。あ、つながった!(こういうつながりなのかな)。

これから乗る万葉線はここから出ます。
万葉線の名前は、万葉集に多くの歌を残す大伴家持が、一時期越中国府に赴任していたことに由来します。駅前には像が建てられています。
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乗る列車はこちら。
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低床列車、愛称「アイトラム」。列車もきれいならば乗り場もきれい。この列車は2004年、この乗り場は2014年3月にできたものです。
最初は路面電車なんですが、そのうち専用軌道に入り、庄川を大きい橋で越えるなど、変化にとんだ路線です。
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だんだん人が減っていき、終点越ノ潟に着いた時には1人きり。目の前には富山県営渡船の越の潟発着場があります。
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万葉線は越「ノ」潟、県営渡船は越「の」潟・・・

すぐに乗り換えてもいいんですが、次の船まで時間があるので横に大きく見えているこんなところへ。
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富山新港をまたぐ新湊大橋。ここに、「あいの風プロムナード」という歩道がついており、無料で利用できます(6:00~20:00)。
エレベーターで上れば、富山新港周辺を一望できます。
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15分でなんとか渡船発着場に戻り、渡船に乗り込みます。
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側面に富山県のマークが入っていますね。

(つづく)

関西電力黒部ルート見学会+αの旅(11) [旅行(甲信越)]

(前回からの続き)

宇奈月駅に到着。
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観光地だけあって、お土産屋さんも入った大きい駅です。
駅の目の前にはこんな建物が。
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黒部川電気記念館です。関西電力のPR館のひとつで、黒部川電源開発がらみの展示がなされています。前に展示されている黒い電気機関車は、かつて、現在の黒部峡谷鉄道を走っていた電気機関車だそうです。

そのほかに、黒部峡谷鉄道の旧線を利用した遊歩道があるのでちょっと行ってみました。
あ、サル!
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この辺、サルが多いらしく、遊歩道の橋の上にはサルの糞がたくさん・・・。よく気を付けないとすぐに踏んづけます(欄干にもあるし)。ただ、地上の道にはほとんど落ちてないので、サルはほんとは土の上がいいのかも。
その橋、山彦橋から先ほどトロッコ列車で通った新山彦橋を眺めると・・・
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宇奈月17:01発、鐘釣行きの最終列車(工事列車)が通って行きました。最後尾の客車に人影が見えます。
橋を渡りきると、そこからトンネルが伸びています。
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これも旧線です。かつてはここをトロッコ列車が走っていたそうです。人が少なく薄暗いので行く気がおきず、時間もないので今回はここまで。

ここから富山地方鉄道で今日の宿へ向かいます。
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富山地方鉄道の宇奈月温泉駅。黒部峡谷鉄道の宇奈月駅のすぐ近くです。噴水に手を突っ込むとへたすればやけどします!?この噴水は実は温泉。温度は60度ほどだそうです。
やってきた列車は、
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東急、またお前か。この旅で上田電鉄、長野電鉄に続き、3か所目。どんだけ人気があるんでしょう、東急の車両。ここには最近導入されたそうです。
この列車で1時間半かけて富山へ。途中の新魚津でJRに乗り換えたほうが早く着くのですが、せっかくなので乗り通しました。
富山にはこんな車両も。
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元西武レッドアロー。現在、アルプスエキスプレスとして運行中。ほかに、元京阪特急なんかも走っています。

富山から混雑するJRで高岡へ。
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今日は駅近のホテルに宿泊です。

(つづく)

関西電力黒部ルート見学会+αの旅(10) [旅行(甲信越)]

(前回からの続き)

午後2時、欅平に到着しました。
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黒部ルート見学会のほうで30分後の宇奈月行特別客車を予約してくれているのですが、せっかくここまで来たのでもう少し後の列車に変更し、周辺を散策することにします。

駅前の坂を下って、少し上流の奥鐘橋を渡ります。
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こちらが進む先。さすが日本一のV字谷と言われる黒部川流域だけあって、険しい地形です。
そのため、橋を渡ったところにヘルメットがたくさん置いてあるのですが、これは自由に利用できます。ただ、この横に書いてある注意書きがなかなかのもの。
「通行できるように整備はしますが、100%の安全を保障しているものではありません」
「自己の責任において注意してご通行ください」
「頭部防護のためのヘルメットを設置しておりますので、個人の判断においてご利用ください」
などと、物々しい表現。しかしこの後に、
「自己責任で訪れた方には、きっと感動を与えてくれるでしょう」
意外とツンデレでした・・・

ここの直後には、こんな場所も。
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人喰岩。ぴったりなネーミングですね。立て看板には、「立ち止らないで通り抜けてください」。ぼーっとしてると喰われます((( ;゜ Д ゜)))
その先、トンネルを抜け、落石でひん曲がったガードレールを横目に歩いていくと、15分程度で名剣温泉に到着です。
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日帰り入浴もできますが、午後2時までなので引き返すのみ・・・(時間があればさらに奥地に行くこともできます)

欅平駅に戻り、15:19発の列車に乗り込みます。普通客車にしてもらいました。せっかくトロッコなんだから、窓なしじゃなくちゃね。
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乗車号車は既に指定されており、行ってみたら電気機関車の真後ろでした。
この列車は普通客車のみの15両編成(電気機関車2両+普通客車13両)。首都圏ですかここは(笑)。

走るところは相変わらずの崖っぷち+トンネル。
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トンネルのサイズもギリギリかつゴツゴツしているので、へたに手を出したらただでは済まなさそう。
しかもカーブが結構急です。
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(↑これでもまだ緩いカーブ)
相当のスピード感がありますが、実際の最高速度は25km/h。ほんとかい。

沿線でも有名な、黒薙駅と後曳橋。
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途中で行き違いなんかもあります。
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行き違うのは旅客列車だけでなく、貨物列車や貨客混合列車もあります。元はと言えば工事用路線ですからね。

黒部峡谷鉄道や旅行会社のパンフレットにもトップに載っている新山彦橋を渡れば、宇奈月はすぐそこです。
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(つづく)

関西電力黒部ルート見学会+αの旅(9) [旅行(甲信越)]

(前回からの続き)

昼ご飯を食べた後は、黒部川第四発電所の前にある駅、黒部川第四発電所前駅へ。
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ここから、黒部峡谷鉄道の上部軌道に乗車します。
黒部峡谷鉄道といえば、一般には宇奈月から欅平までのトロッコ電車ですが、欅平から先、関係者用ルートをたどると、ここにつながっています。
ここで走っている列車がこちら。
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バッテリー式の電気機関車を先頭に、荷物車、客車×7が連なっています。乗車するのは後ろの3両。よくトロッコ列車と言われますが、現地の案内ではバッテリーカーと案内されます。電気機関車なのにバッテリー駆動の理由は、架線を引いても、沿線の硫黄分ですぐに腐食してしまうからなのだとか。
この車両、線路からの高さが2mないくらいの小さいもの。よって、乗車時には全員が入り口で頭をぶつけていました・・・
これから進む先。
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列車も小さければトンネルも小さい。
ここから少し行った少し広くなっているところが、紅白歌合戦の撮影場所だそうです。

欅平まで約7kmの小さな列車の旅。
乗車時間数分、距離にして1kmで途中下車駅、仙人谷駅に到着。
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列車の小ささもよくわかる・・・。ここにはホームはなく、見学者用に踏み台を用意してくれます。
ここは、黒部川第三発電所と新黒部川第三発電所のためのダム、仙人谷ダムの最寄り駅。
こんな山奥です。
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紅葉の時期に来たらまたきれいそう。
ちなみに、ここは上部軌道で唯一の地上区間。その地上区間がこんな谷に架かる橋なのです。谷が深いからこうなるよう。しかも、雪対策としてすべて屋根でおおわれており、窓も閉まります。

ここで作業員の方々が乗り込み、欅平に向けて出発。
仙人谷駅を出発してすぐ、高熱隧道と呼ばれる区間を通過します。建設当時は爆薬が自然発火するほどの高熱だったそうですが、現在はトンネルが貫通したためかそんなに熱くはありません。ただ、完全に冷えたわけではないので、まだ結構暖かく、客車の窓はすぐ曇ってしまいます(でも手動のワイパーがあるから大丈夫)。走行中に案内の人がドアを開けてくれたりするので、地熱と一緒に硫黄の香りも体験できます。

乗車中の列車は第8列車。黒部川第四発電所前を13:10に出発する定期列車です。1日6往復の列車(うち2往復は不定期便)が設定されています。欅平方面が偶数(2~12)、黒四方面が奇数(3~13)。第1列車がないのはなぜなのか・・・
あとこの車両、客車として最低限の機構しか備えていない(耐熱仕様ではありますが)ようで、連結器にも緩衝装置がないらしく、機関車の振動がガッツンガッツン伝わってきます。こんな体験もなかなかできないかも。

出発から約30分で終点、欅平上部駅に到着。
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仙人谷から一緒の列車に乗ってきた作業員を先に通すため、しばしここからの景色を鑑賞。
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名前の通り、黒部峡谷鉄道欅平駅の直上にあります。この景色も関係者以外はこの見学会に参加しなければ見れないものです。

欅平駅の直上にあるということは、ここから欅平駅までは・・・
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エレベーターです。荷物用エレベーター。エレベーターの右上に、現在の荷重の表示があります。
このエレベーターの中に、横に抜けるドアがあり、これを使えば隣にある普通のエレベーターに乗り換えられるのだとか。まぁ、エレベーターの非常ドアですね。
中には線路がつながっており、上部軌道の荷物用車両がこのエレベーターを使って宇奈月方面へ直通しています。

エレベーターを降りると欅平。でも、通常立ち入れる欅平駅はちょっと離れているので、少しだけ列車で移動。今度はトロッコ電車で有名な客車です。
直通してきた荷物用車両を、誰でも乗れる宇奈月方面の客車につなぐと・・・
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この差・・・。上部軌道の客車もこの荷物用車両と同じ大きさなので、客車でもかなりの差がありますね。こちら側から来ると、黒部峡谷鉄道のトロッコ列車が立派に見えてくる(^^;)

というわけで、欅平駅に到着しました。
黒部ルート見学会はこの後改札口で解散ですが、旅はまだまだ続けます。
(つづく)

関西電力黒部ルート見学会+αの旅(8) [旅行(甲信越)]

(前回からの続き)

インクライン上部駅に到着。
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(地下です・・・)
極端に高い天井の広場でした。そこに小さくインクラインの客室が。30人乗ればいっぱいです。
ちなみに、インクラインとは、荷物用ケーブルカーのこと。旅客用をケーブルカーと言い国土交通省管轄なのに対し、貨物用をインクラインと言い、厚生労働省管轄なんだそうです。仕組みは全く一緒。
この写真だけ見ると小さいですが、下から眺めると意外に大きい。
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勾配も相当急で何と斜度34度!この写真でも十分伝わりそうですが、イマイチという方はこちらの写真も。
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こりゃ崖ですね。
乗車中は、インクラインの説明のほか、付いているモニターを使ってこの黒部ルートの途中で撮影された紅白歌合戦の中島みゆき「地上の星」鑑賞会なんかも。
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ゆっくり下って約20分。黒部川第四発電所(通称くろよん)に到着です。
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(地下です・・・)
よくぞこんな広大な空間を地下に作ったものです。地上は雪と地形のせいでまともな建物が作れないので地下なんですが、それにしてもこんなのを作ってしまう執念、すごすぎます。
中央に4つ並ぶ、頭にランプがついているものが発電機。そこについている水車がこれです。
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ペルトン水車というそうです。大型の水力発電に向いている水車だとか。この水車を回して発電します。
ここの見学では、この水車の回転軸を見せてくれます。しかも稼働中!
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写真ではなかなかわかりませんが、超高速で回っています。音も振動もすごいです。

ここで、お昼ごはん。お茶はありますが食べ物は各自持参です。
この次は、ちっちゃい電車に乗りますよ。

(つづく)

関西電力黒部ルート見学会+αの旅(7) [旅行(甲信越)]

(前回からの続き)

ようやく黒部ルート見学会です。
点呼ののち、関係者専用通路からトロリーバス乗り場方面へ。
途中に空港ばりのセキュリティチェックがあり、身分証の提示も求められます。
ヘルメットの貸与と注意事項の説明を受けると、トロリーバスのダイヤを縫ってトンネルへ徒歩で進入。
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駅をかすめて・・・
そこには中型の観光バスが止まっていました。このバスもそうですが、黒部湖周辺の乗り物はすべてトロリーバスのトンネルを使って運び込まれているようです(遊覧船「ガルベ」も!)
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この高さ4mほどの関電黒部トンネルを延々10km走ります。
狭いから途中の行き違いとかどうするんだろうと思いきや・・・
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しっかりダイヤが組まれていました(↑この写真はインクライン上部にて撮影)。待避所もあるにはありますが、すれ違わないように組まれていますね。乗るバスは11:00頃黒部ダム発、11:30頃インクライン上部着の社客バスのよう。あ、このダイヤ、ホワイトボードに棒状のマグネットを張り付けてるだけですよ。

車内から見るとこんな感じ。
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ただ10km走るだけではつまらないので、途中の絶景ポイントを案内してくれます。
タル沢横坑の前で停車し、冷たい地下水が側溝を流れる横坑を歩いていきます。
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するとその先に鉄のゲートがあり、そこを出ると、
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ありゃ、曇ってます。でもこんな山々が見えるのです。雪がかぶっているところは劔岳。
係の人がパネルを使って説明もしてくれます。
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こういった景色を目的にこの見学会に参加する人も多いのだとか。そりゃ、ここの景色を見ようと思ったら、この見学会に参加するほかは山道を2日歩くルート(水平歩道&日電歩道)しかないわけですから・・・

タル沢見学を含め約30分で、バスの終点、作廊谷(インクライン上部)に到着。ここでインクラインに乗り換えます。インクラインって何だって?それは次回。

(つづく)

関西電力黒部ルート見学会+αの旅(6) [旅行(甲信越)]

(前回からの続き)

一旦、黒部ダムの対岸へ向かいます。
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ケーブルカーの黒部湖駅を右手に見ながらこんなトンネルを進んでいくと・・・
こんな景色が見れるところに出ます。
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前回(→こちら)もここまでは来ました。

ここからが初。前回パスした観光船「ガルベ」に乗り込みます。
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通常1080円のところ、黒部ルート見学会参加者は、案内に同封されている割引券を出すと500円で乗船できます。これは行くしかないでしょう(笑)。
出航してすぐに、遊歩道の吊橋が見えてきます。
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カンパ谷の吊り橋です。これを渡って遊歩道を歩いていくと・・・
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この写真の左のほうに写っている山小屋に行けるそうです。平の小屋かな?ちなみに、この辺から黒部湖を渡る渡船も出ているとか。

この船の名前、「ガルベ」とは、黒部の語源となったアイヌ語だそうな。
船の前のほうを見ると・・・
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山並みがしっかり見えています。天気が良くてよかったよかった。
そういえば、信濃大町から一緒だった夫婦も乗っていました。

約30分の船旅の後は、くろよん記念館で見学会の予習(?)
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レストハウスの3階が記念館になっており、記録映画の上映も行われています。
ちょうどいい時間つぶしになるためか、他の参加者もこぞって来ていました。

では、メインディッシュ、黒部ルート見学会へ向かいましょうか。
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(つづく)

関西電力黒部ルート見学会+αの旅(5) [旅行(甲信越)]

(前回からの続き)

翌朝、松本駅5:58発の大糸線1番列車でアルペンルートの入口、信濃大町駅に向かいます。
ホームにいた列車はなんと6両編成(しかも211系)。
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そんなに乗らんだろと思いましたが、どうも上り松本方面列車の送り込みのようですね。

途中から学生をちょこちょこ拾い(あぁ、そういえば平日だった)、1時間ちょっとで信濃大町に到着。
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ようやくアルペンルートに入れます。

まずは扇沢まで路線バス。路線バスとはいえ、車両は観光バスタイプです。
初夏だし、室堂(アルペンルートの最奥で標高最高地点)では雪の大谷ウォーク(雪の壁の間を歩けるイベント)もまだやってるし、人が多いかなと思いきや、乗ったのは私含めてたった3人。まぁ朝早いから、みんな扇沢まで車で行ってるのかなと勘繰りつつ乗車。
大町温泉を過ぎて、山道をどんどん進んでいけば、約30分(ダイヤ上は45分のはずなんだけど・・・)で扇沢駅に到着。
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うん、誰もいない(笑)。

扇沢駅。「駅」というわけは、ここから乗るトロリーバスは法律上「無軌条電車」(レールのない電車ってことですね)だから。車両は見た目バスなんですが、細かいところ見るといろいろ電車です。
乗るのはこちら。
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ホームにずらっと並んでいます。ちなみに車体横の4本の黒帯は、「黒四ダム」からのシャレとか・・・
混雑に応じて、このうち何台かが続行して運行します。で、本日はというと、乗客たった6人のため1台運行!
前回来たとき(8月)は3台続行で、しかも立客もいたのに、まぁすごい差です。梅雨時っていうのもありますかね。

今回は運転席の真後ろに座りました。運転の様子でも見てみようかと。
この路線は、この扇沢駅周辺以外は全てトンネルです。全線単線で制限35km/h、途中に行き違い設備があります。
そのため、運転士は通票と言われる板を持ち、行き違い時に対向車と交換します。
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モニターの右側、壁にぶら下がってるのが通票。
で、こちらは行き違い場所。
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ちゃんと信号がついていたり、通票があったりするところがいかにも電車です。

約15分で黒部ダム駅に到着。
人がいなくてヒマを持て余していそうな駅員さんと約200段の階段を上り、展望台へ。
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やってきました、2回目の黒部ダム。この時期は観光放水はしていませんが、静かな黒部ダムというのもそれはそれでいい感じ。
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山のほうも晴れてきました。

トロリーバスに乗っていた6人のうち、この展望台に上ってきたのは私1人。ここまで閑散とした展望台も珍しいんではなかろうかと・・・。駅員さんも、「6人はあまりに少ない」と。今年のアルペンルート開通時にには昨年よりも多くの人が詰めかけたので、今年は多いぞと思ってたら6月に入ってこのありさまのようで。まぁ、夏には人人人のオンパレードになるんですけどね。

せっかく早起きしてここまで来たので、もう少し黒部ダムを観光していきましょう。

(つづく)

関西電力黒部ルート見学会+αの旅(4) [旅行(甲信越)]

(前回からの続き)

閑静な温泉街の駅に鳴り響くモンハンの曲に出迎えられ、湯田中に到着。
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一瞬何が起こったのかと思いました。アニメにしろゲームにしろ、知らなければこういう感想を持つものなんですね(納得・・・)。
ちなみに、右側のホームはかつてこの駅がスイッチバックの駅だったときに使用されていたもの。以前この駅は、終点なのにいったん通り過ぎてからバックで入ってくる珍しい駅でした。

時間もあるので、ちょっと温泉街を散策。
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河岸段丘に広がっている温泉街のようで、こんな崖のようなところもあります。
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川を挟んで反対側も温泉街が広がっています。
駅まで近道をしたければこんな急坂の道もありますよっと。
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1時間ほど歩き回って、駅に戻ります。今度乗る列車は・・・
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箱根でも行きますか?今度は元小田急のロマンスカー。この路線、いつの間にか電車博物館と化していますね(大井川鉄道みたい)。
もちろん乗る席は一番前。これでも特急料金100円を追加するだけでOK。
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急勾配をどんどん下り、しまいには地下に入って・・・
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約45分で長野駅に到着です。時間は16時前。
記念に特急券をもらって帰るのですが、長野電鉄では無効印(乗車記念と書かれている)を気を利かして切符の裏面に押してくれます。ただそのインクが表まで染みるせいか、肝心の表面の文字が消えてしまう(にじんで見えなくなるのではなく完全に消える!)という・・・。長野電鉄さん、そこをなんとか!

そろそろ疲れてきたので、宿をとった松本に向かいます。
途中、国鉄三大車窓の一つといわれた姨捨駅にも止まります。
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駅名標もちゃんとスイッチバック。
松本には17時半ごろ到着。翌朝に備えて早く寝ることにしましょうか(と言いつつ、友人と飲みに行ったのですが)。

次回ようやくアルペンルートに入れそうです
(つづく)

関西電力黒部ルート見学会+αの旅(3) [旅行(甲信越)]

(前回からの続き)

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小布施で途中下車したはいいものの、観光地はノーリサーチだったのでどこに行けばいいかわからず・・・。
とりあえず町をのんびり歩きました。
この辺が観光地?
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街中のあちこちには、こんな紙芝居風看板が立っていました。
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調べてみると、地元の昔話を紙芝居風にした「物語ボックス」というものだそうです。

例のごとく滞在時間は短い30分。
次の列車で終点湯田中を目指します。で、やってきた列車が・・・
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この旅2回目の東急(左)。ちなみに右の車両は元営団(現東京メトロ)日比谷線の車両です。
信州中野で乗り継いで20分も行けば湯田中に到着します。

あ、帰ってきた。
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(つづく)

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